背中にきびには、日焼けやストレス、汗、シャンプー液などの付着、
洗濯洗剤の影響といった様々な要因が考えられます。
背中にきびができてしまったら、通気性の良い服で過ごし、
食事のバランスを整え、日々衛生面に気をつけて過ごすなど
日常生活の中で行える対策もたくさんありますが、
なかなか改善されない場合には医薬品の力を借りる
必要があります。
ドラッグストアなどで入手できる薬にも、化膿している皮膚症状を
抑えるものや抗菌作用のあるもの、保湿してくれるものなどがありますが、
肌質やにきびの状態は人それぞれに違ってくるため、ドラッグストアの
医薬品では、そう簡単に治るとは少し考えにくいかもしれません。
塗って治す?飲んで治す?ニキビ薬の種類と効果
身体のいたる所に出るニキビを治すのに役立つ薬について調査をすると、
ニキビ薬は大きく「外用薬」と「内服薬」の2種類に分けることができます。
外用薬とはいわゆる塗り薬のことをいい、ニキビの治療では頻繁に用いられます。
塗り薬にも、ニキビの原因をつくっている菌の繁殖を抑制できる薬や
繁殖がすすむと生じるようになる炎症をしずめる薬、ニキビが発生しやすくなる
毛穴の詰まりを解消する薬など様々な種類があり、複数の有効成分を配合して
総合的に症状の改善ができるようになっている製品も少なくありません。
一方、内服薬は俗にいう飲み薬のことで、皮膚科がある病院へ行くと
塗り薬と一緒に処方されることがしばしばあります。
飲み薬にも塗り薬と同様の効果を持つ薬がありますが、その他にも
ホルモンバランスを整えて改善を試みることができるタイプがあり、
思春期真っ只中の人や妊娠中の女性などによく処方されています。
また、医療機関によっては漢方薬を処方するところもあります。
医者のアドバイスを受けるのが一番
病院に行って処方してもらう場合は抗生物質が出されることも多いのですが、
抗生物質を使うと菌の繁殖を強力に抑えることができますので、即効性が期待できます。
その他、皮脂分泌抑制剤や抗炎症剤など、症状に合わせた薬が処方されます。
日常生活の中で対策を立てるだけでは改善されない背中にきびも、
医薬品を正しく使うことによりしっかりと治療をしていくことができます。
そのためにも、できれば早めに皮膚科へ行って診察してもらい、
自分に合った方法でのケアをアドバイスしてもらうことが重要であると
言えるでしょう。お医者さんから言われた方法であれば、
安心してケアすることができます。