汗をかく季節になると、背中にきびでお悩みの方が増えてきます。
自分では見えない部分ですが、水着やタンクトップを着ると、他の人から
ぱっと目についてしまうので、こまめにケアしておきたいものです。
ニキビ自体は自分自身でそこまで気にしていないという場合でも、
知らない間に悪化して、黒くなっていたり赤くなっていたりということも
ありますので、そこだけは十分に気をつけておきましょう。
人間は汗をかくことで進化した!汗に関する基礎知識
人間はサルからヒトへ進化する過程で、汗をかく機能を備えたと言われています。
森に住んでいたサルが進化してヒトとなり、草原へと住みかを移したため、走り回るようになりました。
すると、以前よりも運動量が増えたため、体温が上昇して身体の組織に負担がかかってしまいます。
そのため、人間には発汗による体温調節機能が備わりました。
また、体毛でおおわれた犬やサルなどの動物は、寒さや細菌・紫外線などには強い反面、暑さには弱いです。
これに対し、人間は邪魔だった体毛が退化し、汗をかいて体温を下げる機能が備わったので暑さに強くなりました。
さらに、人間は体温調整をするために、脳の視床下部が司令を出して汗の量をコントロールしています。
気温の上昇だけでなく、血液の浸透圧の変化や精神状態の変化(緊張や興奮)なども感知して発汗調節させます。
ただし、汗をかくために脳が出す司令は自分の意思で出しているわけではないので、
自由に汗の量をコントロールする事は出来ません。
背中ニキビをケアする方法
背中にきびに効果のあるクリームは、年々、種類が増えてきています。
選び方のポイントとしては、塗り続けたときに刺激が少ないものを選ぶこと、
自分で塗りやすいこと、使うときにべたついたりせず、
快適に使用できること、などがあげられます。
また、クリームを塗る前にも注意しておきたいことがあります。
背中に汚れが残った状態で塗ってしまうと、かえって炎症を起こす可能性があるので、
せっけんなどで背中をきれいにして、水分を拭き取ってから使うことが大切です。
背中を洗う際には強くこすったりせず、また泡は十分に洗い流しましょう。
もちろん、そのあとのタオルドライもしっかりと水気を拭き取ることが大切です。
また、睡眠不足が続いていたり、食生活のバランスが乱れていると、背中にきびがなかなか治らないことがあります。
規則正しい生活を心がけ、軽い運動を取り入れると、新陳代謝が活発になり、にきびが治りやすくなります。